ティーツリー(精油)
ティートリーはオーストラリアなどに自生する樹木で、清潔感に富んだ強い香 りを放ちます。ティートリー精油は強力な抗菌作用を持ち、さらに免疫力も向 上させるため、風邪などの感染症の予防によく用いられます。先住民のアボリ ジニはその葉を砕いて傷薬として用いていました。神経強壮作用、免疫賦活作用、抗ウィルス作用、抗真菌作用、殺菌作用、抗炎症作用、消毒 作用がある事から、インフルエンザや風邪、また皮膚の消毒や、水虫、火傷、ヘルペス、 白癬、デオドラント、ニキビ、フケ、カンジタ菌、緑膿菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌など に有効。
パインオイル(精油)
古代エジプトやギリシャ、アラブでは呼吸器系の感染症、気管支炎、肺炎、結核に効果があるとして利用 されていました。 殺菌、小国作用も強く、空気を浄化させリフレッシュしてくれるので、ルームフレグランスに向いている 精油です。 殺菌(抗菌)作用や、気管や気管支にたまった痰を除去する「去痰作用」がある成分が含まれており、呼 吸器系の痛みや炎症を和らげる効果があります。また、鼻水や鼻づまりの症状の改善に役立ちます。パインオイルはアレルギーを防ぐために:パインが効果的に空気中に潜んでいる菌類を戦うことができる、 それが呼吸困難、アレルギー性鼻炎、涙目やインフルエンザ様症状を引き起こすことができる毒素の存在 を低下させることが示されています。
脂肪酸フラボノイド
脂肪酸フラボノイドは天然の抗生物質といわれるほど抗菌力が非常に高く、更に抗ウイルス作用等があ ります。また、抗酸化作用もあるので防錆効果もあります。浸透圧により細菌、カビ類、ウイルス類の 活性を妨げ、有効成分が長く抗菌します。ウイルスのエンベロープに付着し、エンベロープを構成して いる蛋白皮膜に対して浸透圧差でエンベロープ内の水分を吸い出し、蛋白皮膜を破壊します。もちろん ウイルスに限らずバクテリアやカビ類の細胞膜も同様の原理で破壊します。 わかりやすく人間の皮膚に例えると、塩をかけると中から水分が出てしわしわになるのと同様で、それ が人間のような多細胞の生き物であれば逆に新陳代謝を促す要素にもなりますが、単細胞生物やウイル スにとってはそれが致命的であると言う事です。